セピアの家族、Facebook にシェア

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       2017/8/13
       十河智

 きのうのNHK スペシャル「本土空襲 全記録」、万感の思いで見た。やっと、歴史として、語られ始めたと。番組中、証言者として、アメリカのいま90才を越えたもとパイロットがいた。ずうっと、敵を攻撃していたので、人間がいると思ったことはない、と言い続けていた。その人が日本に来て、渋谷の交叉点で手を振る幼児を見て、攻撃の対象のなかに人が暮らしていることに気付いたと、それまでと違う悲しげな表情を見せた。戦争は狂気だと改めて思った。
 硫黄島、句友である平川二郎さんが、ここで戦死されたお父様のことを残されたお手紙と俳句を基に本を書かれている。その硫黄島が、本土空襲に、とても重要な拠点となったことも、この番組で知った。
 歴史として、記録を残し、体験として語り継がなければいけない。
 「セピアの家族」は、もう20年以上も前、その当時投稿していた俳誌「耕」が募集した、戦争を題材にした俳句として掲載されたものであるが、ブログにも、残しておこうと加筆してアップして置いた。
 番組で思いだし、ここにシェアさせていただく。
(セピアの家族、十河智俳句集にあります。)