2016-06-19 白夜 十河智俳句集 #俳句、川柳 白夜 同窓生をベルギーに送る 1998年6月27日 十河 智 輪になれば芯に楠若葉かな 他愛なき夢語り来し葛青葉 ぎんなんの艶ある緑皮剝けば カン高き声ぎんなん拾ひ始まりぬ 大楠や片蔭に入り物思ひ 年を経し銀杏若葉の御堂筋 同窓に異夢を見てゐし銀杏散る ふぐ鍋や大阪難波の隅の隅 夏の色思ひ出す人去るといふ ブラッセル白夜を我は知らずして 2016/6/19 追記 10年間ベルギーに滞在し、彼女は、日本に戻ってきた。 それから、更に10年経った。今も、彼女は、元気で活発である。 昔も今も、彼女の暮らしの詳細は知らない。