白夜 同窓生をベルギーに送る 1998年6月27日 十河 智 輪になれば芯に楠若葉かな 他愛なき夢語り来し葛青葉 ぎんなんの艶ある緑皮剝けば カン高き声ぎんなん拾ひ始まりぬ 大楠や片蔭に入り物思ひ 年を経し銀杏若葉の御堂筋 同窓に異夢を見てゐし銀杏散…
紅葉かつ散る 京都、一乗寺修学院辺りにて 1995年11月 十河 智 一 黃落 黃落や曲がり角つひ見過ごしぬ 落ち葉積む白河通り轢きて良し 延々と朽ち葉の並木厭ひつつ 二 紅葉かつ散る 気に入りは銘々にあり野の紅葉 苔青く襲の色に散る紅葉 名刹を避けて…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。