やぎカフェで会いました。

やぎカフェで会いました。
        2018/12/08
        十河智
 フェイスブックのお友だちで、俳句をなさる緒方順一さんにうちの近所のやぎカフェでお会いしました。
 写真でお年がわからず、おじさんと句にいれたことがありましたが、娘くらいか年若い青年でした。おじさんと呼ばれたことはないと、苦笑されました。
 彼はやぎと梟をいつも連れている人で、このカフェを紹介したのです。会いましょう、と言ってくれました。私の運転可能範囲でしたから、すぐに会うことになりました。山羊と梟にも会えました。
 彼は山羊が大好きな様子で、写真を沢山取っていました。種類を教えてもらいましたが、覚えられなかった。裏は住宅街、雌やぎの発情期の鳴き声を心配していました。
 このカフェの道路向かいは深北緑地で、たまに、イベントを兼ねて、やぎを散歩させると聞きました。店のスタッフさんはやぎサミットにもいくやぎ好きだそうで、いろいろと話が盛り上がっていました。
 彼のうしおくんとハズクちゃんにもご挨拶。外は風も少しある寒い日、うしおくんはぶるぶる震えているようでした。
 曇り空でしたが、心晴れ晴れで、お別れしました。

冬草やけふあの山羊に会ひにゆく
ヤギカフェ大きく書いて寒空に
おじさんは失礼深く冬帽子
山羊二頭ゐて隔つなり冬の窓
やぎ形のパン付く緑冬菜かな
山羊サミット参加者同志北風の中
梟の冴ゆる円き眼みつめらる
寒いのか震えるヤギの脚撫でて
ふくらうや両手の中の冬あたたか