香里マンドリンアンサンブル第8回定期演奏会

香里マンドリンアンサンブル第8回定期演奏会
        2018/09/18  
        十河智

 土曜日には、寝屋川市駅前のアルカスホールという音楽に適した小ホールで、地元の人気が高い香里マンドリンアンサンブルの定期演奏会があった。
 大学などで経験のある人の同好会が最初のようで、この手の演奏会としてはレベルが高く、立ち見も出るほどである。薬剤師仲間が偶然二人出演するので、毎年聴きに行く。クラシックもあるので、主人も好んで同伴する。開場を待っている間に、主人のかっての同僚から声をかけられたり、かなり地元感が強い観客層である。その人は、自分の油絵の個展の招待葉書をくれた。
 舞台の上の友人は、白髪もちらほら、少し年を重ねてきた、もとすもも薬局の薬剤師だった年下のマンドリンの人。そして、同じ頃に学校薬剤師として寝屋川市薬剤師会で理事をしていた人、マンドラというすこし大きい楽器を演奏する。どちらの人も、大学時代の趣味を復活してもう十年ほどになるようだ。
 演奏前や休憩の時には、あちこちで知り合い同士が声を交わしている。私も、何人かと挨拶をした。
 今年の演奏曲で、「ペルシャの市場にて」が、私には懐かしい。高校時代に体育祭の創作ダンスに使用し、何回も聞いた曲である。
 音楽にうるさい主人が満足している。無料であるのは、趣味の発表会ということなのだろうが、お金を取ればいいのにとまで言う。かなり気に入っている。
 楽しいひとときであった。

また秋の巡り来定期演奏会
秋のホール白髪も見せる舞台かな
音楽を聴き絵を描く人よ秋である
秋の声市民ホールで人に遇ふ
それぞれに思い出の曲秋の薔薇