唐招提寺御影堂障壁画を観る、満足の一日でした。

唐招提寺御影堂障壁画を観る、満足の一日でした。
        2018/09/15
        十河智
 京都国立近代美術館で開催中の東山魁夷展に行ってきました。
 唐招提寺御影堂障壁画がどうしても観たかったのです。もうひとつは関空が今の状態の時に、自分勝手ですが、京都が少し空いていて、行きやすいかなとも思ったので。
 日本画も、画塾に行ってみたり、専門の雑誌を取ってみたり、興味があったので、魁夷の古い作品には、馴染みがあります。しかし、この襖絵は、はじめてだったので、どうしてもと、エネルギーが湧きました。
 運転手は君でしたが、ついでに大原の里にも廻って貰いました。秋の草花が欲しかったので。朝は降っていなかったのですが、美術館を出ると、小雨。大原までの景色は魁夷の絵をそのまま見ているようでした。
 満足の一日でした。

何れが先魁夷とパスタ秋の京
萩の花つと尽きん出て気付かせり
身に入むや魁夷の青と薄墨と
魁夷より抜け出て秋の気の眩し
秋霖や美術館前朱の鳥居
秋黴入魁夷の京の空と山
コスモスの花いつぱいを求めけり
秋の昼ホテルのケーキセット待つ