照度、照明環境を調査に、学校へ行った。

照度、照明環境の調査に学校へ行った。
       2017/11/28
       十河智

 照度、照明環境の調査に学校へ行った。
 今年の担当中学校は、校内が、いつもよりスカッと小綺麗に見えた。授業の研究会で全国からのお客様を迎えた直後だそうだ。開き教室が「イングリッシュ ルーム」と名付けられ、各学年ごとに用意されていた。まだそのときの薔薇の花籠が生き生きと咲き、玄関に飾られていた。
 検査の教室は体育などの授業で生徒のいない部屋で行う。終る頃に、生徒が教室に戻り、着替えるので、時間内に終了して退散する。
 パソコン室は、必ず毎年調査する。管理がよければ、大変良好な設備の照明環境である。ところが、授業がこのところないということで蛍光灯がかなり切れていた。授業がないときでも、生徒が他の教科やイベント、係の調べものに、利用しているのを見たこともある。常態として、いい照明環境を、と報告書には書いておいた。
 少しづつ何日か掛けて報告書をやっと書き上げた。
 教室の日照の方向と、照明の位置と具合、カーテンの使用状況等を絵に描き、黒板(といっても今はほとんど緑板または白板)上と机上での、9測定点のデーターを平均値など簡単に処理する。一学校につき三教室。ほんとなら、何時間かで仕上げていたものだが、根気がなくなったのと、毎日出かける予定で、細切れでしか時間がとれなかったことが理由ではある。しかし、その都度の現状を記録、考えられる小さな対策を提案する報告書を作成しているつもりなのだが、毎年のことで、似たような絵を描き、似たように、設備の不備、この調査の場合は主にカーテンの破損と、蛍光灯の切れと照度の結果との因果を指摘していると、この報告書は、役に立っているのか、読んでもらえているのか、少々疑ってしまうというのもある。切れたら換えるでは遅く、定期的に一斉に取り替えるのがいいし、カーテンも程よい透過性の自然光を得るには、破れなどない綺麗な方がよい。しかし、現実は、なのである。今年は教室のカーテンは、とてもさわやかに感じたが、お天気と少し前の研究会の賜物かもしれない。

冬の薔薇英語教育研究会
木枯しや英語教師が集まる日
冬の水学校中を大掃除
冬日スマホの中の方位計
体育に冬の制服堆く
教室に寒気体育より帰る
冬日射すカーテンほんの少し開き