コンサートへ行く途中、がんこ寿司石橋店の庭の鯉

コンサートへ行く途中、がんこ寿司石橋店の庭の鯉 
        2017/4/16
        十河智

 昨日は、兵庫県川西市の市民文化会館のホールでのクラッシック歌曲のコンサートに行った。今道中の大山崎での句会以外にあまり淀川の対岸に来ることはなくなったが、以前は千里中央や阪大での研修会に参加していたので、知る道である。いつも通り主人の運転で出掛け、石橋のがんこ寿司で昼食を取った。石橋は学校の多いところ、四月の今ごろは、ちょうど正午前に学生の往来が激しいようだ。小学生が並んで下校中。中学生は三々五々、ジャージ。高校生の自転車は赤信号など無いに等しく、危険。駐車場からそんな道を横切り、がんこ寿司石橋店に入った。同窓会か何かの予約で一杯だったが、庭を見渡せるカウンター席は居心地良かった。小さい庭に池があり鯉が泳いでいた。そんなコンサート会場までの道中を書き留めた句である。

春の川たまに百円橋渡る
春の靄被ふ山並対岸の
町並は阪急となる春の雨
右側に太陽の塔桜咲く
春の鯉がんこ寿司庭小さき池
春驟雨慌てる池の錦鯉
春の庭樋を溢るる驟雨来て
錦鯉の見せるターンや楓の芽